マインドバステクニックは、マインドフルネス型の認知行動療法でよく使われるテクニックです。
「お菓子を食べたいけど、食べてはいけない」
といったガマンが求められる環境でストレスを減らすのに効果的な手法です。
その内容とは、
自分はバスの運転手で、心に浮かぶ思考を「バスの乗客」だとイメージしてみる
というものです。
例えば、チョコレートが食べたいという欲望が浮かんだら、その思考を、いったんあなたが運転する想像上のバスに乗せます。
そして、そのまま頭の中でしばらくバスを運転したら
「チョコレートが食べたい」という思考を、別のバス停でおろしてしまうんです。
思考をバスに乗せた状態が想像しづらいかもしれませんが、
しかしそのままチョコレートバスの座席に置いてもういいんです
チョコレートをほおばる自分は座席においても構いません
自分がイメージしやすいようにアレンジしてください
何やら子供だましのように思われるかもしれません。
しかし、このテクニックにはしっかりと学術的な根拠があるのです。
イギリスのスウォンジー大学による研究では、被験者にお菓子を我慢させる実験を行ったところ、この「マインドバス」を使ったグループほど自制心が高まりストレスに強くなりました。
あなたが何かを我慢しなければいけないような場面で使うと、高い効果を発揮してくれることでしょう。